F形接栓 | アンテナ線を自分で修理 ~ボロボロのアルミ箔と編組線~
はじめに
アンテナ線の補修を試みた。
アンテナと屋内配線の接続部が屋外にある為、腐食が進んでいたんだ。
敷設から27年物の代物だ。
最悪、屋内配線まで全部イカれている可能性も視野に入れていた・・・。
そこで、交換・取付方法は沢山紹介されているんだが、地味な部分で「アルミ箔の劣化具合」について書かれていないから色々心配になったんだ。
そこで、自ら交換した結果として、ニッチな記事を書いてみる。
まずは仕様の確認
読めばわかる人にはわかるはずだ。残念ながら写真は残っていない。
F型接栓の5Cで、アルミ箔が1枚のものだ。
内側から、ポリエチレン、アルミ箔、編組線の順のものだ。
不安要素
被覆等をむき出しにして接栓取付の下準備をしたんだが、何せアルミ箔がボロボロのボッソボソで「これで大丈夫なのか?」という、不具合要素を排除する決め手に欠く状況だったんだ。
銅が酸化した時等に発生する緑青(りょくしょう)も吹きまくっている・・・。
普通ならここで一貫の終わりと絶望に包まれることだろう。
取り合えず軽く切断したら新しいピカピカの部分が露出してくれるのでは?と思い立ち、まずは20cmほど切ったんだ。
・・・ほぼ変化無し・・・クソッ。
なおかつ、ボッソボソだからすぐに千切れてしまうし、同時に「編組線」とやらも、下処理して折り返すどころの騒ぎじゃなく、ホロッホロであっさり崩れ落ちてしまうから話にならない。
これでは接栓の取付けなんぞ出来やしない。
思い切って、もっとたっぷりと切ってみることにした。1mほどだ。
すると、ボッソボソの部分は排除されたみたいだが、まだ光沢が無い。
しかし、編組線だけは若干しっかりしてきた。折返すという下処理も出来る程だ。
これでも効果があるのか、不安たっぷりだった。
それでも、接栓の取付けを試みたんだ。
結果として・・・
上手く行った🎊
更なる下処理として、光沢が無く未だに若干緑青に包まれているアルミ箔に対しては、
たまたま#400の紙やすりがあったので、ささやかながら研磨をしてあげて、光沢を出すようにしてみたんだ。これについては効果のほどは定かでは無い。
編組線を短くし折返し、アルミ箔との間に接栓をねじ込む・・・見るからに入らなさそうだが、グリグリとねじ込むと意外に入ってくれるものだと感心した。
ここまで来たらしめた物だ。
事前に接栓用のリングを通しておいて、接栓本体を仕上げるだけだ。
まとめ
無事補修することが出来た。
人によっては絶望感から、ケーブルの全交換を検討するかもしれない。
はたまた、電気屋さんなど業者さんからは、全体的に腐食が酷いから全部交換しなければならないね、と言った話になりかねない。
是非そうならないよう、一縷の望みをかけて一度ひと踏ん張りすることを検討されると嬉しいです。
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